聖テレーズのオブジェ Dragée
蝋でできた聖テレーズのオブジェです。
光が当たると柔らかく透き通り、神秘的な美しさを感じます。
美しさを纏った聖テレーズのオブジェは、インテリアとして一際目を引きます。
聖テレーズは守護聖人として、昔から世界中の人々に愛されています。
聖テレーズは幼い頃から修道女になることを夢見ます。しかし、若すぎるという理由からなかなか夢は叶いませんでしたが、16歳になりようやくカルメル修道院に入ることができました。修道女になり、一心に神への奉仕を行いました。
しかし、24歳の時に結核にかかりこの世を去ります。死の間際、薔薇の花びらをむしり取りテレーズを見守る姉に託してこんなことをつぶやきます。
「私は地上にいいことが(善)が起こるよう天国で時を過ごします。そして薔薇の雨を降らせましょう。」
この言葉の通り、テレーズの残したバラの花びらは数々の奇跡を起こし、多くの人々の病を癒していきました。彼女に祈りを捧げると病気が治ったり、苦しみが取り除かれたり、目が見えるようになったり。また、神を信じることに迷いを抱き、悩み苦しむ人々の心をも救っていったのです。
そして、1925年に列聖されました。聖テレーズは、病人や花屋、病人や子供たちの守護聖人とされました。(ジャンヌダルクについで2人目)そして1997年、女性では3人目となる教会博士に加えられました。聖テレーズの思想「小さき道」。大きなことをしようとせず、小さな普段の行いにも愛をこめ、まるで親を慕う小さな子供のように曇りのない眼で神を信頼したのです。この悟りは、多くの人々に共感され受け入れられました。
オブジェの聖テレーズの手は、キリストと薔薇を優しく抱きかかえています。
眺めているだけで、彼女の優しさや温もり、そして思想が伝わってくるようです。
サイズ:幅9cm x 奥行き5cm x 高さ30cm
材質:蝋