Rêves D'argile
レーヴ・ダルジル
Rêves D'argile （レーヴ・ダルジル）は、南フフランスのプロヴァンス地方に住む陶芸家 モニック・モンガイヤール（以下モニック）の手によって作られています。
1995年に陶芸家の資格を獲得し、以後陶芸に勤しんでいます。モニックは、土を触ることが大好きで、特に黒い土に惚れ込んでいるのだそう。家庭菜園の植物や自然、そしてブロカントの物からインスピレーションを受け作品に取り入れています。日頃から小さなノートを持ち歩き、美しい物や、作品に残せそうな物を見つけたら忘れずにメモをとり、帰宅後アトリエへ。何度も試して型取りをしています。
Rêves D'argileの魅力は、華奢で可憐な陶器のフォルムに、しっとりとかかった美しい白い釉薬です。モニックのこだわりは、陶器の薄さ。黒い土は水を溜め込む性質があり乾燥しずらいため、釉薬をつけるまでに多くの時間と労力を費やします。薄くすればする程、乾燥途中で歪んだりヒビが入ったりしやすくなります。１０枚作っても納得のいく物は３枚ほど。何年作り続けても、季節や湿度の違いに苦労するそうです。
いよいよ、白の釉薬をつけて釜へ。納得する色や仕上がりにするめに、この工程を４回繰り返すことも。モニックのこだわりと作品に対する愛によって、華奢で繊細な美しい白い陶器が生まれるのです。
Rêves D'argileは、全てモニックの手作業で作られているため大量生産はできませんが、一つ一つに優しさや温もりが込められ、時間をかけて作られています。「使い続けたい」と思える、美しいRêves D'argileに私も魅了されています。
