
Ciergerie des Prémontrés シエルジュリ・プレモントレ
シエルジュリー デ プレモントレ
1858年創業のプロヴァンス地方に残る、唯一のシエルジュ(キャンドル)メーカーです。
プレモントレ修道院のキャンドル作りの製法・技術を受け継ぎ、今も変わらぬ方法で製造しています。機械にはほとんど頼らず、手作業で丁寧に作られたシエルジュは、美しさを極めています。
伝統を重んじた製法や、環境を配慮した成分など様々な観点から、フランスEPVの称号を受けています。
〜キャンドルは3種類の作り方で〜
長く太いキャンドル
A La Louche (おたまの製法)
この技法は、キャンドルのオートクチュールとも呼ばれています。
中世期からの技術で、初めから終わりまで、全て職人による手作業で作られるため、非常にクオリティが高く、大きくて太いキャンドルに仕上げることができるのです。(140cmの高さで直径12cmまで)
ろうそくの芯をメタルの輪につなぎ、職人が溶けた熱い蝋をおたま掬って何百回も芯にかけていくことで、どんどん太くしていきます。どんどん掛け足していくことでできたキャンドルは、まるで樹木の年輪のように層が出来上がるのです。
オブジェ
Moulage (型取り製法)
ろうの彫像の成形には、伝統的な技術と経験が必要です。
エラストマー(型)は、一切手を抜かず細かな細部までこだわり抜いて作られます。型から外した後は、妥協を許さずモデルの表情や服のしなやかさまで全てをチェックし、整えていきます。
職人の情熱と知識は資産であり、お客様の満足感を保証するという理念のもと作り続けているそうです。
*オブジェは点火できません。
細めのキャンドル
A la plonge (ダイビング製法)
このダイビング製法は、15世紀に始まったものです。
上部が徐々に細くなり、円錐形のキャンドルを作ることができます。選び抜かれた長く上部な綿の芯は、フープのような形状の木の棒にぶら下がるように結ばれます。そして、職人による厳しいチェックのもとで、しっかりとワックスに浸されます。
そして、しっかりとワックスを染み込ませた芯を、たっぷりの蝋の中に浸します。乾いたは浸す、乾いては浸すの繰り返し作業を行います。完成したキャンドルは、丁寧な製法を年輪のような層で見ることができます。
このように手作業で丁寧に作られたキャンドルは、比類のない輝きの炎、発光の増加、そして一般的なキャンドルに比べると2倍近くの時間炎を灯し続けることができるのです。
歴史・伝統・素晴らしい職人が揃ったシエルジュリ・プレモントレのキャンドルや蝋でできたオブジェは、皆さんの大切な日や大切な人との思い出を、きっと素敵に照らすことでしょう。